子供用の入門二輪車として人気のある変身バイクですが、たまにパンクする事があるようです。
乗っているのが子供なので、大人ほどはパンクしにくそうな気がしますが、我が家のへんしんバイクもパンクしてしまいました。
普通の自転車屋さんに持って行っても直してもらえるようですが、自分で直した方が安くて速いのでDIYしてみた結果をまとめます。
あと、修理前にネットで調べてみましたが、変身バイクのパンク修理方法って意外に出てこなかったので、少しでも多く情報提供できたらなと思います。
DIY修理するメリット
単純にお店まで足を運ぶ手間がなくなるのと、かかる費用が安くなります。
パンク修理程度なら街の自転車屋さんで修理してもそこまで高くないですが、やはりDIY修理した方が安くて速いので、私のような面倒くさがりはDIYの方が向いていると感じました。
時間 | 費用 | |
DIY | 15分 | 1000円以下 |
自転車屋さん | 1時間程度 | 1500円~2500円程度 |
変身バイクがパンクする理由
まずは、へんしんバイクがパンクしてしまった理由について考察してみます。
原因がはっきりしていれば別に良いですが、そうでなければせっかくパンク修理をしても、またすぐにパンクしてしまう可能性もあるので、原因はしっかりと把握しておいた方がよいです。
今回、変身バイクのパンク修理をしてみて分かりましたが、変身バイクはサイズが小さいだけで基本的な構造は大人用の自転車とまったく同じでした。
パンクする原因をいくつか挙げておくので、当てはまるものがあれば今後は注意してみて下さい。
空気が抜けている状態で自転車に乗った
自転車は車と違い、タイヤの中に直接空気が入っているわけではなく、外側から見えているタイヤの内側にチューブが入っており、そのチューブの中に空気が入っています。
空気がしっかりと入っている状態の時はタイヤとホイールの間で上手くバランスがとれているというか、チューブが変形しづらいので段差などを乗り越えても問題ないですが、空気が少ない状態だとタイヤ(チューブ)が変形しやすいため、段差を乗り越えた際などにホイールと段差に挟まれて穴が開きやすくなってしまいます。
https://www.cyclespot.netからの引用
虫ゴムの劣化
虫ゴムはチューブの空気入れの部分についているパーツで、ゴムの部分があるため経年劣化します。
この先っちょについているのが虫ゴムで、外すと下の写真のようなパーツになっています。
このゴムがチューブ内の空気を止めておくフタのような役割をしているため、劣化しているとどんどん空気が抜けていってしまいます。
基本的に虫ゴムだけを交換する事はあまりないです。新品のチューブには新品の虫ゴムが付いているのでチューブを交換すれば虫ゴムも新しくなります。
可能性としてあるという事だけ覚えておけば十分です。
他にも空気が抜ける原因はあると思いますが、ほとんどの場合はこのどちらかです。
もっと言うと7~8割くらいは空気圧が低い状態で自転車に乗った事が原因なので、自転車に乗る時は毎回空気圧を確認して欲しいです。
空気圧は厳密に測定をする必要はなく、指で押して固いと感じるくらいであれば問題ないです。
パンク修理の方法
前置きが長くなりましたが、パンク修理の方法をご説明していきます。
パンク修理と言ってもチューブを交換するだけなので、大人用の自転車でパンク修理した事がある人なら、同じ手順なので特にこの後の説明は読まなくても問題ないと思います。
パンク修理に必要な道具
・新しいチューブ(サイズ:12X1.75)
・六角レンチ(最初から付いているものじゃないやつ)
・空気入れ
・タイヤ外し(あれば)
必要な道具はあまり多くありません。
タイヤ外しはどこの家にもあるわけでは無いと思うので、無ければ他の道具でもタイヤは外せます。
でも、ホイールを傷つけてしまう可能性もあるので、できれば利用する事を推奨します。
タイヤチューブの確認
まず新しいタイヤチューブが無いと話になりません。
必要なタイヤチューブのサイズは変身バイクのタイヤに記載があります。
12X1.75というのがチューブのサイズです。
Amazonでも楽天でも購入できるので、好きなサイトで探してみて下さい。
チューブ交換の手順
まずは、ホイールを本体から外す必要があるので、パンクしたタイヤが付いているナットを隠しているキャップを取り外します。
結構しっかりはまっているので、素手で取れないならペンチ等で引っ張りましょう。
次にナットを外すのですが、結構ガッツリ付いていて自転車に付属のレンチでは外すのは難しかったです。
本当はもっとちゃんとした道具で外すのがベストですが、ちょうどあったプライヤで無理やり外しました。※これやるとナットをなめる可能性があるのであまり無理やりするのはおすすめしません。
ナットを外したら、写真のピンを外せばタイヤ(ホイール)が自転車本体から外れます。
このピンは手で外せるので道具は必要ないです。
ホイールを外したら、いよいよタイヤを外していきますが、その前に空気を入れる部分のパーツを外していきます。ここを外さないとチューブが外れません。
空気入れのこの3点を外せばOKです。
そうすると、最初に紹介した虫ゴムが外せるので、虫ゴムを外すとチューブの空気が全部抜けます。
タイヤを外すのに、本当はタイヤ外しがあると楽なのですが、探すのが面倒だったので、六角レンチをねじ込んで外しました。
上の写真のように、タイヤとホイールの間に六角レンチを差し込み、手前にスライドするように動かし、ある程度外れたら最終的には手で無理やり外します。ここはある程度力技でいってください。
タイヤがホイールから外れたら中から古いチューブを引っ張り出します。
次は新しいチューブをタイヤにはめ込んで、本体へ戻していきます。
上の画像のようにタイヤへはめ込んだ後は、少し空気を入れておいた方が扱いやすいです。
タイヤをホイールにはめていく時は、先に空気入れの部分をホイールの穴に差します。
写真を見て頂けばわかると思いますが、外す時と同じように、空気入れの部分のパーツを外さないとはめられないので注意が必要です。
そんで、タイヤのワイヤーが入っている部分を手でホイールにはめ込んでいきます。
外す時と違い、ここは手ではめられるので道具は必要ありません。
タイヤをホイールにはめたら空気入れのパーツを取り付けます。
このあと本体に取り付けるのですが、空気が入っていると取り付けられない可能性があるので、まだチューブに空気を入れないで下さい。
外した時と逆の手順で本体に取り付けしますが、タイヤの空気がいっぱいまで入っているとブレーキパッドで引っかかってはめられないので多少空気が抜けている方が良いです。
後はまたナットをしめてキャップを付け、空気を入れれば完成です。
変身バイクとしてペダルを付けている状態で後輪を外すとなるとペダルやチェーンを外す必要がありますが、基本的な手順は同じです。
まとめ
変身バイクのパンク修理は、自転車屋さんに持って行っても良いですが、DIYでも簡単に安く直す事ができるので、これまでパンク修理をした事がない方も是非チャレンジしてみて下さい。
コメント